愛より速く(斎藤 綾子 著)


愛より速く (新潮文庫)

あらすじ(「BOOK」データベースより)

快感は一瞬だった。それでも、私の肉体は、深い陶酔に永遠を感じていた。奔放な性体験。寄せては返す快楽の波…。私は日々痺れていた。肉体を捧げるオスに奉仕し、心を許せる女に嵌まっていた―。売り、援交、SM、輸姦、乱交、不倫、同性愛…エロスの王道を歩む23歳の女子大生が、怖いもの知らずで体験した数々のセックス遍歴。時代を軽やかに突きぬけた、大胆不敵なラブ&ポップ。

感想

何かの本で勧められていて買ったものの想像以上に刺激的な内容。巻末の解説に

文章からあふれでるスピード感と溌剌さと、まるで「乳房に抱かれるような」やさしさと、知性と、それから、後に単行本化された時に帯にも書かれた「色情狂的文体」とに圧倒された。

とあるが、最初から最後までその「色情狂的文体」のオンパレード。若い時に読めば違ったのだろうが、2人の娘の親になると心配になることの方が多い…。そういう側面を知れただけでも良いのかも知れないが…

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