統計検定とは
統計検定のHPによると
「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。
データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力は、仕事や研究をするための21世紀型スキルとして国際社会で広く認められています。
日本統計学会は、中高生・大学生・職業人を対象に、各レベルに応じて体系的に国際通用性のある統計活用能力評価システムを研究開発し、統計検定として資格認定します。
とあり、その中でも1級は
実社会の様々な分野でのデータ解析を遂行する統計専門力
を評価するものとされています。
実は歴史は浅く2011年に発足したものです。そのため、発足当初は出題傾向が安定していなかったり大問の難易度差があったりしましたが最近では改善してきました。データサイエンスに注目が集まり資格試験も乱立していますが、日本統計学会公式認定、総務省後援の統計検定が今後、分析関連の代表的な資格試験として定着していくのではと期待しています。
実際に仕事で「ビジネスアナリティクス系の人材を紹介して欲しい」とお願いすると「うちには統計検定準1級合格者がいるのでぜひ紹介させてほしい」と言った提案をされることが出てきました。発足当初と比べかなり認知度、資格保有者が増えてきていると実感しています。
統計検定1級の出題範囲
統計検定1級の実施要領を見るとかなり数理統計寄りでちょっとビジネスで使う人間にはかなり高度な内容な気がします。
感覚的には
- 準1級:ビジネスアナリティクス系の案件で即戦力として活躍できるレベル
- 1級:統計の歩く辞書として社内に1人いれば良いレベル
な気がします。1級を目指しておきながらこんなことを言うのも変な話ですが、ビジネスで使う人はまずは2級、準1級を目指すのが良いのではと思います。
統計検定1級受験記
2016年11月に統計検定1級を受験しました。受験記をこちらにアップしていますのでこれから1級を目指す方の参考になれば幸いです。