概要
モノと情報をつなぎ、新たな価値を生み出すというIoTが進んでいる。今やこれに乗り遅れることは、企業としての衰退を意味する。そこで本書では、今だあやふやなイメージのIoTを技術要件で8つに分解、分析し、さらにそこに市場の全体像を重ね全貌を明らかにすることで、日本の製造業の進むべき道を示す。
感想
最近読んだIoT本では一番良くまとまっていてて、すぐに企画書に使えそうなレベル。印象的だったのは以下の3点。
- インダストリアル・インターネットとは、ソフトウェアによって最適制御された社会インフラ(Software Defined Infrastructure)である
- IoT化の阻害要因は次の6つ。
- システム環境の壁
- データ定義・品質の壁
- データ連係の壁
- 組織の壁
- 技術・スキルの壁
- 運用上の壁
- IoTプラットフォームの8要件
- エッジ領域の負荷分散機能
- 社外からのビッグデータ取り込み機能と社外への制御データ送信機能
- 自社サーバからデータを適宜取得するETL機能
- クラウド環境
- ビッグデータの分散処理技術
- 1~5を一元管理するミドルウェア
- 機械学習
- OS